松本市の深志神社で、2月3日の節分祭の豆まきに向け「福升」作りが進んでいる。今年の節分祭は4年ぶりに通常開催し、新型コロナ下で中止が続いていた豆まきを実施する。24日も禰宜(ねぎ)の小林義幸さん(64)が「福」「寿」の文字を筆で升に書き入れた。
福升は22日から作っており、小林さんは「深志神社」の焼き印や「令和六年甲辰」の朱印が押されたヒノキの升一つ一つに丁寧に文字を書き入れた。今年は約600個を用意する。能登半島地震の被災者に思いを寄せて早期の復興を祈り、「悪いものを追い出し、新しい気を呼び込みたい」と話していた。
当日は午後5時から神事があり、6時から豆まきを行う。子ども専用のコーナーも設ける。事前に申し込んだ福男、福女、サッカーJ3松本山雅FCのマスコットキャラクター「ガンズくん」らが豆や餅、菓子などをまく。