福井鉄道は7月4日、同鉄道の車両をテーマにした写真を掲示した車両の運行を始めた。引退した人気車両「200形」や次世代型低床車両フクラムなどを切り取った写真が、車窓上の広告スペースに並べられている。8月末まで。
鉄道の魅力を広めて利用促進につなげようと、丹南広域公共交通機関活性化協議会が2017年度から福井鉄道の車両をテーマにした写真コンテストを開いている。今回、本年度のコンテストの作品募集に合わせて、第1~5回コンテストで入賞した作品を車両内で紹介することにした。
写真を掲示する車両は、越前武生駅(越前市)―田原町駅(福井市)間を運行する2編成で、一方は30枚、もう一方は22枚掲示。ともに1日4往復している。
1960年代に製造され半世紀以上にわたって活躍した福井鉄道の人気車両「200形」が雪が降り積もった路面を走る現役時代の姿や、大正生まれの除雪作業車両「デキ11」と平成生まれのフクラムが横に並んだ写真などがある。