日本旅行は、善光寺御開帳(4月5日〜5月31日)に合わせ、5月16日に東京発長野行きの北陸新幹線(貸し切り臨時列車)による「信州善光寺御開帳への旅」を1泊2日で実施する。
1905(明治38)年創業の同社は08年、汽車で滋賀県草津駅を出発し、東京・新橋に出て、その後善光寺に参拝する団体旅行を実施した。同社によると、これが日本で貸し切り臨時列車を走らせた最初で、「今年は創業110周年と重なっていることもあり、力を入れる」(広報室)としている。
新幹線は午前9時20分ごろ東京発で、上野、大宮、熊谷、高崎からも乗車できる。車内では善光寺宿坊の僧侶による法話や、旅館のおかみによるスイーツの提供などがある。同11時ごろに長野に着き、善光寺を参拝し、宿坊で精進料理を食べる。宿泊は、長野市や下高井郡山ノ内町の渋温泉、千曲市の戸倉上山田温泉などの16施設から選べ、送迎バスなどで移動する。17日午前中は自由行動。長野、上田、軽井沢から「はくたか」か「あさま」の指定席で帰る。
宿泊先を茅野市の横谷温泉旅館にし、貸し切りバスで17日に元善光寺(飯田市)と甲斐善光寺(甲府市)を巡り、中央線の特急で帰るコースも選べる。
定員は合計300人。料金は宿泊施設によって異なり、大人2人1室で1万8200円(1人当たり)から。問い合わせは日本旅行東京予約センター(電話03・3614・3031)へ。