北信地域や新潟県上越市の鉄道写真愛好家10人が27日、JR信越線沿線をテーマにした写真展「写真で巡る信越線の四季さんぽ」を須坂市横町のギャラリープラスワンで始める。3月14日の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸開業に伴い、信越線は経営主体が変わるが、沿線の魅力を発信しようと企画。長野から直江津間の四季折々を写した100点以上が並ぶ。
10人は20〜50代で、30年ほど前から撮りためてきた人もいる。沿線を走る車両をメーンにした作品が多い。軽飛行機に乗り、長野駅近くを走る信越線の車両と北陸新幹線の新型車両を同時に撮影したA0判の写真も飾った。
延伸開業により、長野―妙高高原間(北しなの線)はしなの鉄道、妙高高原―直江津間(妙高はねうまライン)はえちごトキめき鉄道がそれぞれ引き継ぐため、JR車両が走るのは残りわずか。写真展を企画した蟹沢孝彦さん(45)=千曲市内川=は「今でしか見られない信越線の魅力を知ってもらい、風光明媚(めいび)な沿線を感じてほしい」と話している。
3月25日まで。午前10時〜午後5時。入場無料。木曜休館。