着物販売のたちばな(長野市)と中央タクシー(同)は4月4日、着物のレンタル・着付けとタクシーでの観光案内を合わせた新サービス「Kimono Trip NAGANO(キモノ トリップ ナガノ)」を始める。間近に迫る善光寺御開帳(4月5日〜5月31日)や外国人観光客の増加をにらみ、着物姿でゆっくり観光を楽しみたいという新たなニーズを掘り起こす。
対象にするのは長野市内のホテルや旅館に宿泊する観光客。利用客は宿泊先まで出迎える中央タクシーで市内のたちばな本店に向かい、レンタル着物の着付けをしてもらう。その後タクシーで善光寺や水野美術館といった市内の観光地を2、3時間程度巡り、着物をたちばなに返却して宿泊先などに戻る。
着物のレンタル・着付けやタクシー代など全て含み、料金は税込み1人当たり1万5千円。たちばなが運営する写真スタジオでの記念撮影もオプションとして用意する。
外国人観光客の利用も見込み、外国語でのサービス案内ホームページの開設やチラシの発行も検討中。中央タクシーは、中国語や英語が堪能なドライバーを同サービスの利用客に優先して充てる計画だ。