北陸新幹線(長野経由)金沢延伸に伴い、しなの鉄道(上田市)がJR東日本から信越線長野―妙高高原間を引き継ぐ「北しなの線」開業の14日、長野市の三才(さんさい)駅の地元住民らでつくる「ウェルカム三才児プロジェクト」は、開業記念イベントを同駅で開く。記念写真撮影などを計画し、北しなの線を自分たちの鉄道として守る機運を高める。
三才駅は、駅名にちなみ、3歳児のいる県内外の家族連れらが記念に訪れる。同プロジェクトは、土日祝日に訪れる人たちに写真撮影するなどのおもてなしを続けている。
イベントは午前9時〜午後0時半。北しなの線開業記念のプラカードを用意し、同プロジェクトのメンバーが記念写真を撮影する。カメラを持っていない人には、メンバーのカメラで写真を撮り、有料でその場でプリントもする。開業を祝うメッセージを記入する短冊も用意し、待合室内に飾る。駅前広場では、鉄道模型のジオラマや鉄道関連グッズの販売なども行う。
同プロジェクトは「北しなの線を存続していくためにも地元での盛り上げが必要。マイレールとして応援する機運を高めたい」としている。問い合わせは同プロジェクト(電話026・296・3311)へ。