長野県上水内郡飯綱町の「いいづなリゾートスキー場」近くにある「むれ水芭蕉(みずばしょう)園」のミズバショウが見頃を迎えている。約5ヘクタールの湿原に41万株ほどが自生しており、県内外の観光客らは園内を散策しながら、ミズバショウのかれんな姿を楽しんでいる。
水芭蕉園は、飯縄山(1917メートル)と霊仙寺山(1875メートル)の麓にあり、標高約920メートル。雪解け水が湿原を潤し、ミズバショウの白い仏炎苞(ぶつえんほう)が一帯に広がる。リュウキンカの黄色い花も見頃を迎え、彩りを添えている。
好天に恵まれた30日、観光客が仏炎苞をカメラで収めたり、スケッチしたりしていた。神奈川県平塚市から妻と訪れた柳沢純治さん(69)は「白いかれんな姿を楽しめました」と喜んでいた。見頃は3日ごろまで。