愛称が「門前回廊」に決まったJR長野駅善光寺口の大びさし・列柱

愛称が「門前回廊」に決まったJR長野駅善光寺口の大びさし・列柱

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愛称は「門前回廊」 長野駅善光寺口の大びさし・列柱

信濃毎日新聞(2015年7月8日)

 北陸新幹線(長野経由)金沢延伸に伴い、長野市のJR長野駅善光寺口に整備された「大びさし」と12本の列柱でつくる空間の愛称が7日、「門前回廊」に決まった。全国各地の16〜89歳から593点の応募があり、採用された神奈川県鎌倉市の友久(ともひさ)健さん(66)は「大びさし・列柱にインパクトを持たせ、覚えやすく、訪れる人々に信州らしさをアピールし、演出する施設として利活用できる」としている。

 大びさしは高さ18メートル、長さ140メートル、幅14メートル。列柱とともに長野市産のスギ材を使い、歴史と伝統を門の形で表現した。事業費は16億円。

 愛称は、駅前広場を整備した市が4月1日〜5月15日に募集した。善光寺口のシンボルとして親しみを持ち、市民の待ち合わせ場所として愛着を感じてもらえると期待。ひさし下の空間の利用方法として、催しでの飾り付けなどが考えられるという。

 駅前商店街などでつくる選考会で絞った「門前大びさし」や「おもてなし回廊」など6点の中から、加藤久雄市長が決めた。7日の記者会見で加藤市長は「仏都にふさわしい駅舎の大びさし・列柱の愛称として、観光客や市民に親しみやすく、善光寺との一体性もある」と話した。市は広報誌や市ホームページで紹介し、列柱に愛称のプレートを設置する予定だ。

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