前夜祭で披露された蔡国強さんの火薬絵画の制作パフォーマンス=25日、十日町市

前夜祭で披露された蔡国強さんの火薬絵画の制作パフォーマンス=25日、十日町市

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炎と煙前夜祭熱く 大地の芸術祭開催中 十日町

新潟日報(2015年7月27日)

 十日町市と津南町を舞台にしたアートイベント「大地の芸術祭」が26日、開幕した。開幕前日の25日は十日町市で前夜祭が開かれ、参加作家の一人で中国の芸術家蔡国強さんが火薬絵画の制作パフォーマンスを披露し、9月13日まで繰り広げられる現代アートの祭典を盛り上げた。

 芸術祭は3年に1度開かれ、今回で6回目。人間と自然、都市と地方のつながりをテーマに、両市町の全域760平方キロメートルを舞台としてパフォーマンスや食を含めた約380作品を展開する。棚田や廃校舎を活用した作品のほか、2011年の新潟・長野県境地震で土砂崩れが起きた現場を見せる試みもある。

 芸術祭の中核施設キナーレで開かれた前夜祭には、関係者約300人が出席。2008年北京五輪の開会式を手掛けた蔡さんが、島をイメージした巨大な作品を前に、火薬絵画の制作パフォーマンスを行った。爆発音の中で赤い炎と白い煙が上がった後、シートを外すと、島や海、空などを描いた作品「島」が現れ、大きな拍手が送られた。

 芸術祭実行委員長の関口芳史・十日町市長は「パフォーマンスは想像以上の迫力だった。芸術祭では多くの観光客を迎え、盛り上げたい」と話した。

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