長野市は24日、JR長野駅善光寺口を飾るちょうちんの設置費用に充てる寄付者の募集を始めた。ちょうちんは、善光寺口の屋根「大びさし」を支える列柱に取り付ける。1口15万円で、寄付者はちょうちんの側面に名前が入る。新たなちょうちんは来年4月から10月末まで設置する。
ちょうちんは、9本の列柱に1個ずつ、計9個を設置する。寄付は、ちょうちん一つにつき2口、計18口を募集する。側面に寄付者の名前が入る。寄付者は2口(ちょうちん一つ分)まで申し込むことができる。寄付は法人格のある企業や団体が対象で、来年1月に市職員による審査委員会を開き、寄付者を決定する。
ちょうちんは今春の善光寺御開帳に訪れるもてなしの一環で3月下旬に設置。当初は御開帳後の6月に撤去する予定だったが、好評だったため10月末まで設置した。取り外して現在、補修している。
新たなちょうちんは、NHK大河ドラマ「真田丸」の放送を機に地域を盛り上げようと、真田氏の家紋「六文銭」のデザインを用いる。
市観光振興課は「市の玄関口となる場所であり、長野の魅力をPRしたい」としている。寄付者の募集は来年1月22日まで。問い合わせは同課(電話026・224・8316)へ。