雪を吹き上げながら進むロータリー車=立山町芦峅寺

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アルペンルート除雪始まる 4月16日全線開通へ

北日本新聞(2016年1月28日)

 立山黒部アルペンルートの除雪作業が27日、立山町芦峅寺の藤橋(標高475メートル)-桂台(同663メートル)の約3・5キロで始まった。2カ月余りをかけて室堂(同2450メートル)までの総延長31・3キロを除雪し、4月16日の全線開通に備える。

 立山有料道路管理事務所の高松恵一所長によると、藤橋の積雪量は約50センチで、昨年の3分の1ほど。作業を請け負う古栃建設の畠山賢一常務は「40年近く除雪に携わっているが、50センチは記憶にないほどの少なさ」と驚く。室堂は約4・9メートル積もっており、昨年の6・7メートルには及ばないものの、2014年並みという。

 27日は厳しい冷え込みながらも青空が広がる中、通常の除雪車の約2倍の馬力があるロータリー車「四代目立山熊太郎」がごう音を響かせて路肩に雪を巻き上げていた。高松所長は「北陸新幹線が開業し、100万人近い観光客が訪れた前年以上に多くの方に楽しんでもらえるよう除雪に努めたい」と話した。

 除雪はアルペンルートを運営する立山黒部貫光や県、立山町などでつくる組合が手掛ける。美女平-弥陀ケ原の部分開通は4月10日、桂台と美女平を結ぶ立山有料道路は同29日に開通する予定。

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