日本とフランスを代表する4人のストリートアートアーティストが新潟市中央区の万代島旧水揚場の建物をキャンバスに、横約100メートル、高さ4メートルの巨大壁面アートに取り組んでいる。信濃川をイメージした「龍」や「朱鷺」など新潟県に関係する四つのテーマを描き、屏風(びょうぶ)絵巻風の作品を目指している。
新潟市が行う萬代橋周辺のにぎわい創出に向けた社会実験の一環。4人は、企業広告や商品デザインなどで活躍するMAHAROさん(41)=東京=、MONさん(36)=大阪市=、渋谷忠臣さん(42)=横浜市=の日本人3人と、フランス人のAlexone(アレックスワン)さん(40)。
1日から制作を始めた。横約25メートルごとに区切って持ち場を担当し、ペンキやスプレー缶を使って壁やシャッターに色鮮やかで個性的な絵を描いている。
13日に完成する予定。作品を統括するMAHAROさんは「この規模の作品は珍しく、チャレンジしがいがある。県内外の方々に楽しんでもらえるものを作りたい」と話した。