平均樹齢300年ほどのヒノキ林などが広がる木曽郡上松町の赤沢自然休養林に、県内外から連日、観光客が訪れている。朝から好天に恵まれた2日も、親子連れや友人同士などが森林鉄道に乗ったり、遊歩道を歩いたりしながら景色を楽しんだ。
休養林は森林浴発祥の地と言われ、広さは728ヘクタール。園内1・1キロの区間を森林鉄道が走っている。乗客は車内で心地よい風を感じながら、周囲の緑や清流の眺めを楽しんでいた。スノーボード仲間と訪れた下伊那郡高森町の会社員松村絵美さん(31)は「水がきれいで気持ちがいい」と、写真に収めていた。
利用客は2013年度は13万人以上だったが、御嶽山の噴火があった14年度は8万8千人余に落ち、15年度は9万5千人余と増加に転じた。休養林の営業は11月7日まで。