高岡御車山(みくるまやま)会館(高岡市守山町)に、御車山を題材にした塗り絵を楽しむコーナーが開設された。鉾(ほこ)留めや幔幕(まんまく)の意匠を繊細な線で表現した下絵が特徴で、「思わず熱中してしまう」と来館者の人気を集めている。
塗り絵は、幅広い世代が取り組める企画として、近年ブームになっている「大人の塗り絵」をヒントに製作。7基の山車と坂下町の源太夫獅子(げんだいじし)に加え、勢ぞろいの場面を描いた大作の全9種類を用意した。
コーナーは20、21日に行われた山町筋土蔵造りフェスタに合わせて設け、好評だったことから常設した。塗り絵は1人1枚で、同館スタッフが無料で配布している。
林昌男館長は「来館記念の思い出として塗り絵を持ち帰り、家でも御車山に親しんでほしい」と話す。