県内の地酒で一斉に乾杯する「信州カンパイＦＥＳ（フェス）」が１０月１日午後７時、各地で行われる。県小売酒販組合連合会青年協議会などでつくる実行委員会が主催し、７回目。昨年１２月に県が「信州の地酒普及促進・乾杯条例」を施行してから初の開催となり、実行委は一層の盛り上がりに期待している。

　当日は午後７時までに、事前に登録した飲食店や宿泊施設、イベント会場に集まってもらい、地酒で乾杯する。インターネットを通じて参加者数を集計。フェイスブックなどのＳＮＳ（会員制交流サイト）で各会場の盛り上がりを県内外に発信してもらう。

　フェスが始まった２０１０年当初、参加店舗は東北信地方が中心だったが、中南信にも広がった。今回は初めて東京小売酒販組合青年会も都内で同様の催しを開き、インターネット中継を結んで一緒に盛り上がる計画だ。実行委員長を務める同青年協議会長の宮島国彦さん（４９）は「全県から全国に波及し、大きなうねりになればうれしい」と話している。

　飲食店などからの登録申し込みは、フェス前日の９月３０日まで受け付ける。問い合わせは平日に実行委事務局（電話０２６・２６６・７７６８）へ。