木曽郡木曽町のきそふくしまスキー場が29日、今季の営業を始めた。雪不足のため、昨季と同様に遅いオープンとなったが、県内外から150人余が訪れ、思い思いにシュプールを描いた。2014年9月の御嶽山噴火災害以降、3度目のシーズン。関係者は、スキー場がにぎわい地域の復興につながっていくことを願っている。
現時点で滑走できるのは約700メートルのコース。親子連れのスキーヤーらが次々とゲレンデを滑り降り、雪の感触を楽しんでいた。横浜市から家族4人で訪れた会社員山崎敦志さん(45)は「人工雪の割には、滑りやすかった」。
運営会社アスモグループによると、全面滑走にはもう少し時間がかかるという。社長の今(こん)孝志さん(63)は「何とかスタートできた。早く雪が降る気象条件になってほしい」と話していた。営業は来年3月20日までの予定。