下伊那郡高森町牛牧の大島川上流にある不動滝の結氷が進んでいる。放射冷却現象で隣の飯田の最低気温が氷点下8・5度と今季最低を観測した25日、不動滝は半分ほどが凍り、つららが長く伸びていた。極寒の一帯には流れ落ちる滝の音だけが響き、冬季ならではの絶景を見ることができる。
不動滝は中央アルプス県立公園内の標高約1100メートル地点にあり、高さ50メートルほど、幅は10メートルほど。滝につながる林道約2・5キロは凍結のため1月上旬から車両通行止めになっており、徒歩で40〜50分かかる。町産業課は「四季折々の魅力がある。2月上旬ごろまで結氷を見ることができる」としている。