見頃を迎え、青空に映える紅梅の古木=22日、飯田市仲ノ町

見頃を迎え、青空に映える紅梅の古木=22日、飯田市仲ノ町

長野県 伊那路 花・紅葉

青空の下、400年のピンク 飯田城主ゆかりの紅梅

信濃毎日新聞(2017年3月23日)

 22日の県内は、冬型の気圧配置が続いた影響で南部を中心に晴れた。飯田市仲ノ町に植わる紅梅の古木が見頃を迎え、周囲に甘い香りを漂わせている。前日に降り続いた冷たい雨が上がり、青空が広がったこの日は八重咲きの濃いピンク色の花が映えた。飯田の最高気温は11・8度と平年並みの暖かさだった。

 飯田城主だった堀氏ゆかりの梅とされ、樹齢は推定約400年。世話をしている同市江戸町の加納智恵子さん(82)は「家族のようにいとおしく思っているので、今年も元気に花を咲かせてくれてうれしい」。紅梅は4月初めまで楽しめそうという。

 ほかの主要観測地点の最高気温は長野8・9度、松本7・9度、諏訪7・6度、軽井沢5・7度で、平年並みか平年より低かった。

 23日の県内は気圧の谷の影響を受け、全県で雲が広がりやすい。北部は曇りで、夜に一時雪。中部と南部は晴れ時々曇りの予報だ。

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