喬木村伊久間の「縄文の丘フルーツパーク」近くにあるポピー園で、約5万株の花が見頃を迎えている。穏やかに晴れた16日は、風にそよぐ赤い花が一面に咲き誇っていた。
遊休農地を活用した畑は約40アール。品種はシャーレーポピーで、敷き詰めたじゅうたんのように鮮やかだ。同園は地元の住民有志34人でつくる「ポピーの会」が手入れを始めて今年で30年目。毎年9月ごろに種をまき、肥料を与えて除草しながら手入れを続けてきた。
今年は「ポピー祭り」が始まった今月12日ごろから見頃を迎えており、今月末まで楽しめるという。同会会員の横前豊さん(74)は「鮮やかな赤一色がきれいだね」と話した。
祭りは26日まで。維持管理への協力金200円(小学生以下無料)を募り、20本まで摘み取りもできる。問い合わせは、たかぎ農村交流研修センター(電話0265・33・3999)へ。