15日に全線開通する立山黒部アルペンルートで、準備作業が急ピッチで進んでいる。青空が広がった4日は、室堂(2450メートル)周辺の除雪や、ロープウエーの点検作業が行われた。
立山黒部貫光によると、室堂の積雪は8・6メートルで、例年より約1・5メートル多い。雪の壁で知られる雪の大谷も例年より3メートル高い20メートルが期待できるという。
除雪作業は1月27日に立山駅周辺からスタート。4日は大型重機8台が、室堂ターミナル駐車場周辺を何度も往復し、大量の雪を押し運んでいた。大観峰駅(2316メートル)ではロープウエーの点検が行われた。
アルペンルートは10日に立山駅―弥陀ケ原で部分開通し、全線開通は昨年までより1日早い15日。