上田市の別所温泉旅館組合は、同温泉街の旅館や飲食店を回って日本酒を飲み比べするイベント「真田ほろよい漫遊記」を実施している。JRグループなどによる7〜9月の大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせて企画した。各旅館・店舗に気軽に立ち寄ってもらうきっかけにして、売り上げ増につなげる狙いだ。
飲み比べは、6枚つづりで千円のチケットを購入し、1枚と小さなグラス1杯の日本酒を交換する仕組み。25の旅館や居酒屋、スナックなどが、上田市を中心とした県内の蔵元の日本酒を1〜3種類ずつ提供している。交換できる時間はそれぞれ異なり、無料でつまみが付く旅館・店舗もある。
同組合企画部長の倉沢晴之介さん(37)は「NHK大河ドラマ『真田丸』の放送があった昨年に続いて、お客さんを呼び込みたい。新しいことを企画していく必要がある」と話している。
イベントは2018年3月末まで続ける。チケットは参加旅館・店舗で購入できる。問い合わせは別所温泉旅館組合(電話0268・38・2020)へ。