平安時代末期に、武将木曽義仲が平家追討のために挙兵したと伝わる上田市丸子地域で１０月７日、「木曽義仲挙兵武者行列」が４年ぶりに実施される。「信州丸子義仲祭り」と銘打った関連イベントも随時開く。

　武者行列は１９６８（昭和４３）年に旧丸子町商工会青年部が企画して実施。同町が上田市と合併する前年の２００５年、３７年ぶりに復活させた。その後は４年に１度実施し、今年は５回目。武者行列は、上丸子商店街を武将などに扮（ふん）した市民ら約１００人が練り歩く。

　祭りの実行委員会は１２日、初会合を開催。実行委員長で、義仲に関連した史跡の整備などをする住民グループ「木曽義仲信州丸子会」会長の小林秀男さん（７７）＝上田市上丸子＝は「丸子地域と義仲のつながりについて、子どもたちに伝える機会にしたい」と話した。

　地域の事業所が出展する「げんきまるこ産業フェスタ」も同時に開催。義仲に関する丸子地域の史跡を巡るツアーなども計画されている。ツアーは地元の子どもが対象で、実施時期は今後決める。