2号車の「ギャラリーHIGH RAIL」ではドーム状の天井に星空の映像が映し出される

2号車の「ギャラリーHIGH RAIL」ではドーム状の天井に星空の映像が映し出される

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星空「満天」小海線の旅 「HIGH RAIL 1375」公開

信濃毎日新聞(2017年6月22日)

 大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」が始まる7月1日からJR小海線で運行する観光列車「HIGHRAIL(ハイレール)1375」が21日、佐久市の中込駅で公開された。天井を半球形にし宇宙に関する書籍を並べた小部屋「ギャラリーHIGHRAIL」を設置。天井に星空の映像を投映するなど、標高1375メートルのJR最高地点を通る同線で、星空を楽しんでもらう趣向だ。

 列車は、2両編成、計50人乗り。1号車は飲み物やオリジナル商品を販売するカウンターを配し、2号車にギャラリーがある。シートは星空の模様が施され、一部の座席は窓に向いている。

 1日3本を運行する予定で、夜に小淵沢駅(山梨県北杜市)を出発する便は、最高地点近くの野辺山駅(南佐久郡南牧村)で約1時間停車。駅前の銀河公園で、星空観察会を開く。予約者を対象に、午前中の小淵沢発では佐久市の料理人による沿線地域の食材を使った昼食、午後の小諸発では佐久市の菓子店が沿線地域の果物などで作ったスイーツを提供する。

 9月までの信州DC後も運行する予定で、JR東日本長野支社の小堀明夫営業部長(51)は「沿線地域の皆さんに協力してもらいながら、ハイレールを長く愛用してほしい」と話した。

 利用には乗車券と、大人820円、子ども410円の座席指定券が必要。セット料金もあり、小諸―小淵沢間を片道乗車する場合、昼食付き4600円、スイーツ付き3600円、夜の便で特製弁当付き5300円(いずれも大人の料金)。問い合わせはびゅう予約センター長野(電話026・227・6809)へ。

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