25日の地震で震度5強を観測した木曽郡木曽町の三岳地区で28日、御岳ロープウェイの点検や試運転があり、29日の運行再開が決まった。関係者は「7月からの本格的な観光シーズンに間に合ってほっとしている」と話していた。
この日は朝から、運営会社「アスモグループ」の従業員が、山麓側の鹿ノ瀬駅でゴンドラリフト75台を点検。ワイヤをつかむ握索機のつかむ力を1台ずつ調べ、最後に試運転をして安全を確認した。施設全体の点検も終わり、異常はなかったという。
地震を受けて25日から運行を休止していた。この4日間で団体旅行数件を取りやめてもらったという。今孝志社長(63)は「早く地震が沈静化し、お客さんが戻ってきてほしい」と話していた。