JR東海(名古屋市)は6日、沿線の特産品を販売するインターネットサイト「いいもの探訪」で、果物や野菜の取り扱いを始める。これまで加工品が中心だったが、旬の味覚を加え、沿線地域の魅力をより広く紹介していく。第1弾はリンゴやナシなど長野県産が中心となる。
旬の品種を取りそろえ、当初はリンゴの「秋映」やナシの「南水」、ブドウの「ナガノパープル」「シャインマスカット」などを扱う。栗は皮をむきやすい品種「ぽろたん」を販売。エノキタケなど県産キノコ7種類のセットも売り出す。果物や野菜の種類や品種は、旬の時期に合わせて変えていく。
県外産では、三重県のミカンや静岡県の柿、メロンを販売する。8月に上水内郡信濃町特産のトウモロコシを試験的に販売したところ、好評だったため、本格的に生鮮品販売に乗り出すことにした。
「いいもの探訪」は特産品などの沿線情報を紹介するサイトとして2015年12月に開設。16年10月から販売を始めた。現在は約600商品を扱っており、県関連は約140商品ある。
同社は「その土地ならではの味覚を味わってもらい、足を運んでもらうきっかけになれば」としている。