華道家の假屋崎省吾さん(58)=東京=が、JR信濃大町駅など大町市内3カ所を花で彩る「恋華めぐり」が4日、始まった。12日まで、假屋崎さんが大町の自然や風土に着想を得た作品を楽しめる。
同駅と塩の道ちょうじや(旧塩の道博物館)で披露された2作品は、市街地から望む鷹狩山のドウダンツツジや高瀬川の流木など地元の素材をふんだんに使っている。同駅で開いたオープニング式典で、假屋崎さんは「大町の豊かな自然の魅力を一人でも多くの方に伝えたい」と語った。
3カ所目の文化会館では5日午前11時から、假屋崎さんが花を生ける様子が見られる。午後1時には假屋崎さんの作品解説とサイン会もある。
市などの実行委主催で3年目。市が観光スポット「恋人の聖地」を活用した観光交流大賞に選ばれたのを機に、選定委員の假屋崎さんが協力することになった。