木曽町の第三セクター「まちづくり木曽福島」が、困っている外国人観光客を手助けする意思を示す缶バッジ「木曽福島道しるべ」を作った。身に着けてもらい、困っている外国人に会ったら気軽に話し掛けてもらう。こうした住民によるもてなしが口コミで広がり、福島地区を訪れる外国人が増えてほしいと期待している。
缶バッジは手のひらサイズで、「WELCOME TO KISO PLEASE FEEL FREE TO ASK(木曽へようこそ 気楽に話し掛けて)」と記した。住民が外国人と話す姿が描かれた4種類の絵柄を作り、色は黄と黄緑の2種類。計千個作った。普段から身に着けて、できる範囲で親切に対応してもらう。都内で外国人観光客をもてなすグループの活動を参考にしたという。
担当したのは、米国シアトルで7年間暮らした経験がある飲食業、中村政春さん(41)。中村さんは「より深い知識が求められる観光ガイドまではいかなくても、困っている外国人に声を掛けられる住民が増えれば、町の印象も違ってくると思う」と話す。
同町福島の広小路プラザ内にある「まちづくり木曽福島」で配っている。問い合わせは電話0264・22・2766へ。