御嶽山麓にある木曽町の開田高原マイアスキー場と、王滝村のスキー場「おんたけ2240」が9日、オープンした。ここ数年と比べて初日としては雪が多いといい、待ちわびた人たちがスキーやスノーボードで感触を楽しんだ。両スキー場とも2014年の噴火以降、客足が戻りきっていないといい、関係者は今季の入り込みに期待している。
マイアスキー場は、始発のリフトに乗った4人が横断幕を切ってオープンし、ゲレンデ2キロが滑走可能に。仲間2人と訪れた岐阜市の会社員、椙山郁(すぎやまかおる)さん(38)は毎年、オープンの日にこのスキー場で滑るといい、「雪が軟らかくて楽しめた」と笑顔を見せた。この日の利用者は約450人。運営会社の今孝志社長(64)は「天候も良く、まずまずの滑り出し」と話した。
おんたけ2240は2・2キロで滑ることができ、約260人が訪れた。名古屋市から夫婦で来た豊島謙二さん(67)は「雪質も良く滑りやすかった」。シーズン券を購入するようになって3季目といい「レベルに合わせて滑れるのがいい。スキー場を応援するためにも週2日のペースで来るつもり」と話していた。