信州大農学部(南箕輪村)は21日、植物資源科学コースの2年生約50人が実習で栽培した果実のジャムの販売を構内の生産品販売所で始めた。毎年恒例で、今年は昨年より4種類多い14種類。同学部の独自品種のヤマブドウ、イチゴと、リンゴの計3種類のジャムをセットにした新商品も用意した。
セットになった3種類は単品でも販売する。ほかに単品のみで、プルーン、ブルーベリー、マルメロ、カリン、アンズのジャムを用意。ブドウは、ミックスブドウの黒と白、ナイアガラ、ポートランドの4種類で、リンゴとウメを合わせた「リンゴウメ」もある。リンゴとベニバナインゲンを合わせた「アップルビーン」は2年ぶりの販売だ。
農学部技術専門職員の中村篤さん(46)らがジャムに加工している。中村さんは「一口食べると濃厚な味わいが広がる。いろんなジャムをぜひ食べ比べて」と話している。
3種類のセット(1瓶100グラム)は1500円(税込み)。そのほかは1瓶200グラムで330〜500円(同)。全国に発送可能で、電話などで受け付ける。問い合わせは農学部付属施設管理担当(電話0265・77・1318)へ。