塩尻市の奈良井宿で2日、和装で木曽路を歩く姿を撮影する恒例イベント「きもの町歩き&フォトコンテスト」があった。歴史情緒あふれる宿場町を着物姿の75人が歩き、写真愛好家ら92人が思い思いにシャッターを切った。
着物姿の参加者たちは和傘を手にしたり、人力車に乗ったりして街を散策。レンズを向ける写真愛好家たちから視線の向きや歩く速さで要望があると快く応じ、ポーズを決めていた。3回目の参加という須坂市の金井健二さん(77)は「気持ちはみんなプロ。趣のある宿場町だけに撮影しがいがある」と話した。
3日まで開く「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」の実行委員会が主催し、信濃毎日新聞社が共催。フォトコンの応募作品は7月に審査し、入賞者には旅行券などを贈る。