黒部ダムのトンネル工事を描いた映画「黒部の太陽」の上映開始50周年と、大町市と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」を走る関電トンネルトロリーバスの最終年に合わせた催し「黒部の太陽ウィーク」が1日、同市街地を主会場に始まった。19日まで、JR信濃大町駅前の特設会場などに映画撮影当時の写真やポスターを展示する。
映画は安曇野市出身の故熊井啓さんが監督した。特設会場では当時の映画の予告編を上映するほか、故石原裕次郎さんと共演した故三船敏郎さんが身に着けた衣装も展示。写真パネルや映画のパンフレットなども並べた。この日、黒部ダムを訪ねた後に立ち寄った大阪市の主婦渡辺貴子さん(41)は「ダムの歴史を見ることができた」と喜んだ。
大町市や市観光協会などでつくる市プロモーション委員会の主催。市内の飲食店や金融機関など約20カ所に、映画の写真やポスターを展示する「まちなかギャラリー」も設ける。トロリーバス終了111日前の11日には、市のキャラクター「おおまぴょん」などとの撮影会も計画。問い合わせは同委員会(電話0261・23・5964)へ。