千葉県流山市の前田みな子さん(62)と夫の守さん(63)が、夏季を中心に滞在するセカンドハウスとして所有している青木村沓掛の古民家を改装し、宿泊施設「古民家ゲストハウス榧(かや)の木」を営業している。外国人観光客を主な客層とし、インバウンド(訪日外国人客)向けの民泊営業として7月上旬にオープン。これまでにオランダやベルギー、中国からの観光客ら計4組の利用があり、古民家の雰囲気が好評という。
前田さん夫婦は1階に暮らし、利用客は2階に宿泊する。2階は寝室2部屋とリビングが1部屋あり、一度に1グループ(6人まで)のみ利用できる。天井は吹き抜けになっており開放的な雰囲気。窓から村内を見渡せ、風景も楽しめる。
2人は6年前に古民家を購入。建設会社に勤めていた守さんが自らしっくいを塗ったり、板を張り直したりして改装した。守さんは「日本の伝統的な民家の良さを味わってほしい」と話している。
上田駅までの送迎付きで、1泊1人4500円。朝食は前田さんと宿泊者が一緒に作るという。4〜11月の営業で、外国人客以外の宿泊も受け付けている。問い合わせは榧の木(電話050・3715・2629)へ。