長野県 白馬・安曇野 アウトドア・レジャー

白馬八方尾根にグランピング施設 スキー場内にオープンへ

信濃毎日新聞(2018年10月12日)

 北安曇郡白馬村の白馬八方尾根スキー場でリフトを運営する八方尾根開発(白馬村)は11日、充実した設備でキャンプを楽しめる「グランピング」施設を今冬、スキー場内にオープンすると発表した。人気アウトドア用品メーカーのスノーピーク(新潟県三条市)が協力。1人1泊8万円の宿泊プランを提供し、通年型リゾートとして国内外の富裕層の誘客を図る。

 標高1200メートルで、北アルプスが望める「北尾根高原」と呼ばれる敷地に、客室となる八つの大型テントやテラスを整備した。テント内にはスノーピーク製を中心にテーブルや椅子、ベッドを用意。小型の冷蔵庫や照明といった電化製品も完備し、自然に囲まれながら快適に過ごせる環境を提供する。

 宿泊できるのは5月6日から11月10日で、定員は1日8組16人。信州産の肉や野菜を使った創作料理を提供する。12月15日〜3月末の冬季は、日帰りプラン(料金1人5万円)で営業。湖上のカヌーでの昼食や、雪の中でのたき火、星空観察といったオプションプランも用意する。

 八方尾根開発は2014年、北尾根高原を通年型リゾートとして開発しようと整備を開始。これまでにテラスや露天風呂を設け、年間約2万人が訪れている。グランピング施設は年間約千人の利用が目標。倉田保緒社長は「特別感の高いアクティビティ(遊び)を宿泊客に体験してもらい、白馬のブランド価値を高めたい」としている。

今月のお得な国内ツアー びゅう

白馬・安曇野 ニュース