秋空の下、皮をむいた柿を竹さおにつるす生産者=南砺市大塚

秋空の下、皮をむいた柿を竹さおにつるす生産者=南砺市大塚

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「あんぽ柿」の生産本格化 福光

北日本新聞(2018年10月20日)

 南砺市福光地域で特産の「あんぽ柿」の生産が本格化している。午前を中心に晴れ間が広がった19日、生産農家が皮をむいたカキを竹さおにつるした。

 1週間ほどの乾燥で仕上げるあんぽ柿は半生のゼリー状で、通常の干し柿より軟らかい。

 同市大塚(福光)の山田恭一さん(62)方では、例年6千箱近くを出荷している。ことしも妻のゆかりさん(55)や近所の女性たちが共同で作業。皮をむいたカキに糸を結び、乾燥棚の竹ざおに丁寧につるした。今月18日から11月下旬まで出荷する。

 山田さんは「例年よりやや小ぶりだが、甘みは強い。大勢の人に味わってもらいたい」と話している。

 通常の干し柿作りは11月上旬から作業が本格化し、12月1日に出荷が始まる。

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