浅間山を望む御牧ケ原台地にオープンしたジオヒルズワイナリー

浅間山を望む御牧ケ原台地にオープンしたジオヒルズワイナリー

長野県 上田・小諸

自前ワイナリーオープン 小諸・中棚荘

信濃毎日新聞(2018年11月2日)

 小諸市古城の温泉旅館「中棚(なかだな)荘」を母体とする会社が運営する「ジオヒルズワイナリー」が1日、同市山浦にオープンした。佐久税務署によると、佐久地域のワイナリー(ワイン醸造所)は2カ所目。最大で年間1万5千本(750ミリリットル)を醸造できるといい、来春以降、順次出荷する見通しだ。

 木造2階建て延べ約260平方メートルで、1階は醸造所、2階は喫茶や売店を備える。御牧ケ原台地の標高約800メートルにあり、ガラス張りの2階から浅間山や富士山などを望む。土壌が粘土質の御牧ケ原台地の自社農園で育てたブドウを使い、白ワインは酸味が残った「きりっとした味」、赤ワインは「滑らかな味わい」に仕上がるという。リンゴの発泡酒シードルも製造する。

 中棚荘はこれまで市内のマンズワイン小諸ワイナリーに醸造を委託。新ワイナリーの醸造責任者となった富岡隼人さん(28)が東御市のワイナリー兼人材養成施設「アルカンヴィーニュ」で学んだこともあり、自前の醸造所を開設することにした。中棚荘荘主で富岡さんの父正樹さん(62)は記念式典で「皆さんに応援されるワインを造りたい」と話していた。

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