大町市内に建設するビール醸造所のイメージ図

大町市内に建設するビール醸造所のイメージ図

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大町のブルワリー、地ビールは「氷河」 19年7月から本格稼動へ

信濃毎日新聞(2018年11月21日)

 大町市で地元の水を使った地ビール醸造所の設立を目指す北アルプスブルワリー(大町市)は20日、市内で記者会見を開き、主力商品となるビールの瓶のデザインや、醸造所のイメージ図を公開した。年内に着工し、来年5月のプレオープン、7月の本格稼働を計画している。

 JR信濃大町駅近くの商店街に建設予定の醸造所は、木造平屋一部鉄筋コンクリート造りで、床面積は約200平方メートル。生ビールを提供する店舗を併設し、工場設備を見ながら気軽にビールを楽しめる。初期投資は約1億円。このうち5%は市の助成金を受ける予定。瓶ビールを外販し、宿泊施設や飲食店、スキー場など県内外に出荷する。

 主力の商品名は「氷河」の予定で、市内の北アルプス鹿島槍ケ岳のカクネ里雪渓が今年1月に氷河と認められたことを受けて命名した。チェコ発祥の「ピルスナー」に近い味わいを目指すという。

 同社取締役が醸造責任者に就く予定。3〜5人の新規雇用を見込む。氏家太郎社長は「氷河のイメージを体現し、地域を発信するビールを造りたい」と話していた。

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