運行を終た関電トンネルトロリーバスの最終便。乗客が別れを惜しんで写真に収めていた=30日午後4時51分、大町市の扇沢駅

運行を終た関電トンネルトロリーバスの最終便。乗客が別れを惜しんで写真に収めていた=30日午後4時51分、大町市の扇沢駅

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さよならトロバス、尽きぬ名残 立山黒部アルペンルート

信濃毎日新聞(2018年12月1日)

 大町市と富山県立山町を結ぶ「立山黒部アルペンルート」を走る関電トンネルトロリーバスが30日、運行を終えた。1964(昭和39)年8月の開業から無事故で運行を続けて半世紀以上。来季から電気バスに交代するため、最後の走りを見届けようと多くのファンが詰め掛けて別れを惜しんだ。

 トロリーバスは扇沢駅(大町市)―黒部ダム駅(立山町)の6・1キロを結び、架線から電気を得て走る。黒部ダム建設時に資材などの運搬に使ったルートを通る。

 「さよなら『トロリーバス』」と書かれた横断幕に見送られ、最終便は午後4時35分に黒部ダム駅を出発。6両に約300人が乗り込み、15分ほどで扇沢駅に到着して運行を終えた。

 乗客はホームに降り立つと名残惜しげに写真やビデオに収め、乗車は5回目という前橋市の会社員飯尾和明さん(30)は「バスに見えるけれど電車のような音がして面白かった。寂しいけれど新しい電気バスも楽しみ」と話した。

 運行する関西電力黒四管理事務所(大町市)によると、乗車人員は累計6162万人。今季は104万7千人で、3年ぶりに100万人を達成した。来季からは充電式の電気バスが同じルートを走る。村田直樹所長(54)は「無事故の運行は誇らしく、電気バスに代わっても、おもてなしの気持ちと安全最優先で運行したい」と話していた。

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