池田町ハブセンターが8日に発売する「スイートハーブチョコレート」(写真右)、20日に発売するハーブミックスとブーケガルニ(同左)

池田町ハブセンターが8日に発売する「スイートハーブチョコレート」(写真右)、20日に発売するハーブミックスとブーケガルニ(同左)

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ハーブ活用、商品続々 池田町ハーブセンター

信濃毎日新聞(2018年12月6日)

 池田町ハーブセンターが、ハーブを活用した商品を松本大(松本市)などと共同開発した。同センターは約250種類のハーブを栽培。園芸やお茶の需要が中心で商品展開が限られていたため、口にしてもらう機会を増やそうと同大の山根宏文教授に協力を求めた。8日にハーブ入りチョコレート、20日に料理用ハーブ商品をそれぞれ発売する。

 5日に山形村の商業施設でお披露目された「スイートハーブチョコレート」は、百貨店の井上(同市)も開発に参加。池田町や安曇野市などで栽培したハーブを牛乳で煮詰めてチョコレートに混ぜた。1セット8個入りで税込み3千円。同町産のカモミールやバジルなどのハーブだけでなく、松本市の井上本店屋上に設置した巣箱で採れた蜂蜜なども加えており、多彩な香りが楽しめる。同センターや井上本店で計500セットを限定販売する。

 料理用ハーブは、セージ、タイムなどを小袋に詰めた煮込み料理用の「ブーケガルニ」(2グラム入り4袋で税別580円)と、肉や魚などに振り掛けて使うバジル、オレガノなどの粉末「ハーブミックス」(10グラム入り同680円)の2種類。商品開発を監修した安曇野市のフランス料理店主足立史樹さん(42)は「ベーシックで何にでも使える」と太鼓判を押す。同センターで販売し、ブーケガルニは年500セット、ハーブミックスは年千本の販売を目指す。

 山根教授は「地元の人が商品のリピーターになって良さを発信することが、観光振興につながる」と話している。

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