箕輪南宮神社に設置された赤穂浪士の討ち入りを表現した山車飾り

箕輪南宮神社に設置された赤穂浪士の討ち入りを表現した山車飾り

長野県 伊那路 祭り・催し

赤穂浪士の山車飾り奉納 箕輪南宮神社で初祭り

信濃毎日新聞(2019年1月13日)

 上伊那郡箕輪町木下の箕輪南宮神社の初祭り「祈年祭」が12日から2日間の日程で始まり、歴史上の場面などを再現した六つの山車飾りが奉納された。木下地区の住民有志による保存会が昨年11月ごろから作ったもので、参拝客が境内を回りながら見入っていた。

 最も大きな山車飾りは、赤穂浪士の討ち入りの場面で幅7・5メートル。竹や針金を芯にしたわら人形を7体使い、吉良方の清水一学が刀を振り上げる様子を表現し、橋や雪景色も作って臨場感を出した。小学6年生が作った竹取物語や、えとにちなんだイノシシが動く山車飾りもあった。

 娘と母親と一緒に見に来た見波沙紀さん(24)=箕輪町松島=は「背景の絵なども毎回違っていていつも新鮮」と話していた。祈年祭は五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭りで、この日は占いの御筒粥(おつつがゆ)の神事があった。13日は厄除(やくよ)けや還暦祈願がある。

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