農産物直売所の軒下につるされた凍り餅

農産物直売所の軒下につるされた凍り餅

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しみる大町 連なる凍り餅

信濃毎日新聞(2019年1月20日)

 冬の厳しい寒さを利用した凍り餅作りが、大町市で最盛期を迎えている。同市常盤の農産物直売所「かたくり」では19日、「かたくり凍りもち部会」の会員を中心とした20人余がもちをついて四角に切ったり、和紙をまいてつるしたりといった作業に追われた。

 かたくりの凍り餅は、うすときねでついた後に縦約7センチ、横3・5センチの長方形に切る。その後、和紙に包み、餅が柔らかいうちに水槽の水に漬ける。夜、氷点下4・5度になる時間を待ち、風通しの良い直売所の軒下につるす。今年はもち米2・1トンを使い、5100個を作る予定だ。

 同部会の曽根原叶子(かなこ)会長(71)は「今年は乾燥していて夜も冷え込むため、凍り餅作りには最適。きっと、おいしいお餅ができます」と話していた。かたくりでは1連(10個)を税込み900円で販売する。申し込みは平日に大北農協ときわ支所(電話0261・22・0209)へ。

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