「そば切りの歴史と文化を学ぶ会」が開かれる大桑村の定勝寺本堂

「そば切りの歴史と文化を学ぶ会」が開かれる大桑村の定勝寺本堂

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そば切り、歴史・文化学んで 最古の記録残る大桑・定勝寺で3月

信濃毎日新聞(2019年1月31日)

 木曽地方のソバの生産者やそば店などでつくる「木曽のそば推進協議会」は3月13日、大桑村須原の定勝寺で「そば切りの歴史と文化を学ぶ会」を初めて開く。木曽地方のそばの知名度を上げる狙いで、同寺に残っていた資料が、そば切りの最古の記録とされていることにちなんで、同寺での開催を企画した。

 同寺に残っていた資料には、1574(天正2)年に仏殿を修理した際、動員した職人にそば切りを振る舞ったとの記述があり、これがそば切りの最古の記録とされる。1992年に長野市の郷土史家が発見。同寺には現在、資料の写しや説明文が展示されている。

 学ぶ会では、村内在住で、同寺の檀信徒でつくる「花園会」会長の田中昭三さんが、木曽地方のそばの歴史などを説明する予定。当日は、木曽産のそばも振る舞われる。

 木曽地方では、上松町のそば店越前屋は1624(寛永元)年創業で、国内でも有数の歴史があるという。県木曽地域振興局の増田隆志局長は「木曽地方は、中山道を通じていち早くそば文化が入ってきた地域だと思う。そうしたことを感じてほしい」という。

 同協議会は2月28日まで、木曽地方などのそば店でそばを食べた人を対象に、スタンプラリーも実施している。

 学ぶ会は午前11時から。参加費500円。先着50人。詳しくは事務局の同振興局農政課(電話0264・25・2221)へ。

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