4〜6月に中信地方で開く県内初の「全国都市緑化信州フェア信州花フェスタ2019」の実行委員会は1日、概要を発表した。主会場の県松本平広域公園(松本市・塩尻市)を700品種・100万株を超えるバラやシバザクラ、ユリなどで彩る。信州ゆかりのアーティストらによる特別企画展も行う。
同公園内のやまびこドームでは4月25日〜5月19日、「劇団四季展(仮称)」を開く。劇団四季記念館がある大町市で保管するミュージカル「赤毛のアン」などの舞台装置を展示。「ライオンキング」や「オペラ座の怪人」の小道具なども置く。
5月25日〜6月16日には「いわさきちひろ・花とあそびの庭」。花と子どもにちなんだちひろ作品を縦2・7メートル、横6メートルのシートに印刷して置く。多くの花と2人の子どもを描いた作品「はなぐるま」にちなみ、生花を使った花車を作る。信州産サボテンのインスタレーション(設営芸術)も展示する。
中信各地の会場でさまざまなイベントを展開=表。安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区では千曲市出身のフラワーアーティスト柿崎順一さんがコマクサを使った作品を並べる。同公園大町・松川地区では園芸研究家矢沢秀成さんによるギボウシ展を行う。
県内の造園業者や種苗業者らでつくる「信州緑花ネットワーク」は、フェスタを盛り上げるフォーラムを佐久、伊那、安曇野、長野4市で開く。14日に佐久平交流センター、19日に伊那合同庁舎、3月1日に県安曇野庁舎、同6日に長野市リサイクルプラザでいずれも午後1時半から。無料だが要予約。各会場で早く予約した50人に花苗を贈る。
希望者は同ネットワークのホームページから印刷した用紙に氏名、住所、電話番号、などを書いてファクス(026・254・7301)かメール(info@oasis−japan.org)で申し込む。問い合わせは同ネットワーク(電話080・2182・9343)、フェスタに関しては実行委事務局(電話0263・88・1183)へ。