軽井沢町追分の庚申塚公園に立つシャーロック・ホームズ像

軽井沢町追分の庚申塚公園に立つシャーロック・ホームズ像

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ホームズの魅力、軽井沢で 展示や講演企画、彫刻像ある縁で

信濃毎日新聞(2019年4月13日)

 英国の推理作家アーサー・コナン・ドイルが生んだ名探偵シャーロック・ホームズの愛好家でつくる「日本シャーロック・ホームズクラブ関西支部」は5月4〜6日、軽井沢町の追分公民館で研究会「追分フォーラム」を開く。同町追分地区にホームズの野外彫刻像が立つ縁で毎年開いているが、ホームズの魅力を広く伝えようと、今年は展示会を新たに企画。外部に参加を呼び掛けている。

 展示会では、スイス・マイリンゲンにあるホームズ像の写真や、ホームズシリーズの「最後の事件」で舞台となった同国の「ライヘンバッハの滝」の写真など約50点を紹介する。ホームズシリーズを掲載した英国の雑誌「ストランド・マガジン」も展示する。午前9時〜午後5時(6日は午後2時まで)。

 講演会もあり、4日午後1〜5時と5日午前9時〜11時半に開催。中尾真理・奈良大名誉教授(英文学)、支部代表の平賀三郎さん(80)=本名・田上綱彦さん、大阪府豊中市=ら計5人がホームズやミステリーについて語る。5日には会員らが追分地区の庚申塚(こうしんづか)公園に立つホームズ像を訪れる。

 像は、鹿撃ち帽やインバネスコートを身に着けてパイプを持つ姿で、1988(昭和63)年に完成。翻訳家の延原謙(1892〜1977年)が追分地区に滞在してホームズ全集を翻訳したことなどにちなみ建立されたという。

 「多くの人にホームズの魅力を伝えたい」と平賀さん。参加無料。申し込み不要。問い合わせは平賀さん(電話06・6852・3672)へ。

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