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公衆トイレで南アの自然に触れて 伊那・長谷の道の駅

信濃毎日新聞(2019年4月27日)

 伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」に新たな公衆トイレが完成し、26日に利用が始まった。南アルプスなどの豊かな自然や動植物を紹介しようと内装に写真やレリーフをふんだんに使った=写真。

 鉄筋コンクリート一部木造平屋で73平方メートル。市が約3200万円をかけた。男子の小便器前には壁全面に仙丈ケ岳から望む鳳凰(ほうおう)三山と三峰川源流域、個室の扉にはカモシカの大きな写真が目を引く。女子トイレにもライチョウ、星空、高山植物クロユリなどの大壁紙を貼った。

 外壁は南アの自然石を材料に仙丈ケ岳や駒ケ岳などを表現したレリーフを設けた。男女のトイレを隔てる通路の壁は、中央構造線が地表に露出している長谷地区の溝口露頭を塗装で再現。天井やはりに市内産のスギとアカマツを使った。市長谷総合支所の有賀賢治支所長は「トイレで長谷をイメージしてください」。

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