東筑摩郡生坂村の道の駅「いくさかの郷」が27日、正式オープンした。運営に協力するハンガリー大使館(東京)のパラノビチ・ノルバート駐日特命全権大使も式典に出席。直売所でハンガリー産ワインや蜂蜜などが並べられた棚を視察した。
村のPRで協定を結ぶ産別労組UAゼンセン県支部(長野市)が大使館とつながりがあった縁で連携が実現。「ハンガリー村」として同国の歴史や文化を紹介する展示を設け、食堂でハンガリー料理が味わえる。駐車場と24時間利用可能なトイレも整備した。
式典で藤沢泰彦村長は施設を「村の活性化、人口減少の抑制に結び付けたい」と期待。パラノビチ大使は「両国の人々が互いの文化に興味を持つきっかけになる企画を今後も考えたい」と話していた。