前掛山山頂を目指して歩く登山者たち

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浅間山で山開き 県内外から登山者続々

信濃毎日新聞(2019年5月12日)

 浅間山(長野・群馬県境、2568メートル)で11日、登山シーズンの到来を告げる山開きがあった。昨年8月に噴火警戒レベルが火口周辺規制の2から1(活火山であることに留意)へ引き下げられ、毎年5月の山開きの日に前掛山(まえかけやま)(2524メートル)まで登頂できるのは4年ぶり。県内外の登山者が続々と前掛山山頂を目指した。

 一般社団法人「こもろ観光局」(小諸市)は午前8時すぎ、登山口がある小諸市の天狗(てんぐ)温泉浅間山荘前で式典を開いた。同観光局制作のPR動画に出演したダンサーが浅間山の伝説にちなんで天狗に扮(ふん)し、地元の太鼓グループの演奏に合わせて軽快な踊りを披露。集まった約500人の登山者から拍手を浴びた。

 浅間山はごく小規模な噴火が2回発生した2015年6月にレベル2に引き上がり、火口からおおむね2キロの立ち入りが禁止されたが、昨年8月にレベル1に。小諸市出身の小学校長岡部良美さん(59)=東京都練馬区=は「前掛山山頂から小諸を見るのがとても楽しみ」。浅間山登山が初めてという坂城町の会社員守屋尚子さん(44)は「道中の自然や、山の上の景色を楽しみたい」と話していた。

 同山荘代表の山崎幸浩さん(52)は「前掛山まで登ることができる今の時季、多くの人に浅間山登山を存分に楽しんでほしい」と話していた。

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