店の前で話す木嶋さん(右)と本部さん

店の前で話す木嶋さん(右)と本部さん

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夏山シーズン、商店街を熱く 伊那市駅周辺に新店舗続々

信濃毎日新聞(2019年5月25日)

 伊那市のJR伊那市駅北側の商店街で「中国菜(さい) 木燕(ムーエン)」と「串カツ じゃんじゃん」が相次いで開店した。上伊那地方の飲食店主や山岳関係者でつくる一般社団法人アスタルプロジェクトが、空き店舗が目立つ商店街のにぎわいを復活させて観光客を呼び込もうと、改修した上で出店を呼び掛けた。夏山シーズンを迎える7月までに、さらに2店舗がオープンする予定だ。

 23日夜に開店した木燕は、同市高遠町東高遠出身の木嶋正明さん(35)がオーナーシェフ。高遠高校(伊那市)卒業後、調理師専門学校を経て千葉、神奈川両県の中華料理店で腕を磨いた。数年前の帰省時、子どもの頃と比べて駅前に人が少なく寂しい気持ちに。「何かできることはないか」と考え、出店を決めた。

 メニューはマーボー豆腐や麺類など。市内産トマト、南箕輪村産アスパラなど地元食材にこだわる。木嶋さんは「他地域からも人が訪れ、伊那谷を知ってもらう窓口のような店にしたい」と意気込む。

 じゃんじゃんは21日にオープン。アスタル代表の八木択真さん(40)が営む市内の飲食店スタッフだった本部(ほんぶ)大悟さん(38)=飯島町=が店長を務める。上伊那地方産の野菜や鹿肉を串揚げにして提供している。

 アスタルは1950年代初めに建てられたとみられる2階建ての建物2棟を取得し、改装。昨年11月に1店舗目の飲食店が開店している。

 木燕は午後5時半〜10時半に営業(昼は予約のみ)。毎週日曜と第2月曜は休み。じゃんじゃんの営業は火〜木曜が午後6〜11時。金、土曜は午前0時まで。

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