閣僚らが胸に着ける予定の軽井沢彫のバッジ。会場で出席者を迎えるウエルカムボードにも軽井沢彫をあしらった

閣僚らが胸に着ける予定の軽井沢彫のバッジ。会場で出席者を迎えるウエルカムボードにも軽井沢彫をあしらった

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G20ワッペン 閣僚の胸に軽井沢彫バッジ

信濃毎日新聞(2019年6月9日)

 北佐久郡軽井沢町で15、16日に開かれる20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合で、町は伝統工芸品「軽井沢彫」の木製バッジを出席者に記念品として贈る。閣僚らは胸にこのバッジを着けて本番の会合に臨む予定。制作を手掛ける町内企業の職人らは「世界に誇れるものづくりを」と制作に打ち込む。
 記念品は国や県も贈るが、町は「会合中も身に着けられるものを」と一般的な土産品ではないバッジを考案。町内の老舗「大坂屋家具店」に約80個の制作を依頼した。素材にカエデを使い、大きさは縦3センチ、横8センチほど。左側に軽井沢彫でよく使われる桜を、上部に地域を象徴する浅間山を手作業で彫り込んでいる。
 「特別な仕事。急ピッチで進めています」と同店の販売責任者土屋忠さん(41)。バッジがきれいに見えるように大きさを1ミリ単位で手直しし、10種類前後を試作。約4カ月かけてデザインを固めた。同社に14人いる職人も「気合が入っている」といい、浅間山の陰影を染料の調整で表現するなど小さな作品に技を詰め込んでいる。
 同社は閣僚会合の会場で出席者を迎える「ウエルカムボード」も制作中。細工を施した円形の台に各国・地域の小さな国旗を差し込むデザインを考えた。土屋さんは「軽井沢彫は別荘を持つ海外の人向けに生まれた工芸。今回の仕事も縁を感じる」と話し、制作作業を急いでいる。

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