梅雨の晴れ間となり、県内全域で青空が広がった25日、北安曇郡池田町陸郷の観光農園「ラベンダーガーデン夢農場」で紫色のかれんな花がほぼ満開になった。強い日差しを避けるため、日傘を差したり帽子をかぶったりした観光客が、爽やかな香りが漂う農園内での散策を楽しんでいた。
農園によると、ラベンダーは約4ヘクタールに7万株ほどある。今年は春先の低温で開花が例年より1週間ほど遅れ、早咲きの品種が先週末に咲き始めた。この日、松本市から友人と訪れた和田直美さん(53)は「株の多さにびっくり。優しい良い香りが気持ちいい」と笑顔で話していた。
農園では7月15日まで、摘み取り体験(有料)などの「夢農場ラベンダー祭り」を開催。早咲きのラベンダーは今月いっぱい楽しめ、その後は遅咲きの品種が咲き始めるという。入園無料。