豊丘村の観光農園で、夏恒例の桃狩りが始まった。3日は愛知県などからのツアー客約40人が訪れ、村内の胡桃沢桃園でわせ品種「はなよめ」を収穫。道の駅「南信州とよおかマルシェ」に移動し、みずみずしい桃を丸かじりできる食べ放題で味わった。
同桃園を管理する伊藤好夫さん(42)によると、生育は例年より10日ほど遅い。桃狩りは初という愛知県豊明市の主婦黒木由美子さん(62)は「日の当たる高い所の桃を選んだ」。名古屋市の会社員三原梓穂(しほ)さん(33)は「口に入れた途端に甘さがふわっと香る」と感激した様子だった。
桃狩りは、村内では同桃園を含む3農園が受け入れ、15品種ほどの桃を順次味わえる。収穫体験と食べ放題のセットは1500円から。個人客の受け付けは14日から8月18日の午前。水曜休み。3日前までに村交流センターだいち(電話0265・34・2520)に予約する。